化粧水、乳液、美容液と色々使っては見たけれど、乾燥肌が改善しないと悩んでいる方にお勧めなのが、漢方で内側から乾燥肌を直していくという試みです。
漢方は、塗るものではなく、内側から取り入れる事で体の中から変わり表面では補い切れなかった潤いが改善さていくと言われています。
乾燥肌に効果のある漢方薬もあり、その中身も自然の物ばかりなので、化粧水や乳液でアレルギーがある方や、妊娠中の方でも使えるので安心ですよね!
では、そんな乾燥肌に効く漢方の力とはどんなものがあるのでしょうか?
漢方薬を詳しく知ろう!
漢方薬は東洋医学のひとつです。東洋医学とは、針や、灸、気孔など何となく、古い中国のイメージといったらわかりやすいでしょうか?
その東洋医学に共通する考えは、本来人が持っている力を存分に引き出すことで、病気や体の不調を治していくという考え方なんですね。
漢方薬の利点は、1つの薬に色々な生薬が入っている事でさまざまな功能を生み出すということですね。
中国4千年の歴史などと言われていますが、その古い歴史の中で研究され育まれた知識をフルに使って漢方薬を作っているわけですから体に悪いものはけして使われてはいないのです。
私が普段取り入れている西洋医学とは少し違った側面からアプローチする事ができ、西洋医学の薬と併用して使う事もできるためにダブルの効果を発揮してくれる場合もあります。
乾燥に効く漢方薬とは!?
・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
ホルモンバランスを整えてくれる漢方です。
女性のお肌はデリケートで女性ホルモンの乱れが原因で乾燥したり、吹き出物ができてしまったりすると言われています。
そんなデリケートな女性の体を内側から改善し、乾燥を直してくれるという漢方です。
・当帰飲子(とうきいんし)
血行の流れを良くしてくれる漢方です。この漢方は冷え性にも効果を発揮します。
お肌の血流が悪くなると、新陳代謝が落ち、ターンオーバーがうまくできなくなってしまうという悪循環を引き起こしてしまいがちですが、この漢方を飲む事でそ冷え性などで血行が悪くなっている体を改善し乾燥を防いでくれるのです。
・十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)
この薬も基本的に当帰飲子と同じような意味合いで使われる事が多いですね。この薬は他に、食欲不振や、体力が無いときにも処方される事が多く、食べ物から十分に栄養が取れず弱っている時に飲む事で肌の調子を整える効果があります。
・四持湯(しもつとう)
肌のカサカサを改善してくれる漢方です。ですから乾燥肌や、アトピーで皮膚科にかかられている方が処方される事が多い薬としても有名なんですね。
肌の乾燥だけでなく、自律神経失調症などにも効果を発揮してくれるので、仕事のストレスで肌あれがひどいという人にも向いている漢方です。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、漢方の力で肌の乾燥を直すというお話をしてみました。
美容液や、乳液は、あの人が効いたから自分も・・・という事はあまりなく、自分には自分にあったお肌のケアというものが必要だと言われています。
ですから、スキンケア化粧品を使ってもお肌の乾燥が治らない場合は、一度皮膚科に相談し漢方薬を処方してもらうのも良い方法でしょう。